地域医療構想調整会議がちゃんと機能している都道府県があったら、コメントでも教えてください。
このブログは、大学もしくは医療について勉強するために作りました。
初回は、地域医療構想調整会議について。
地域医療構想調整会議は、私の理解では、厚生労働省が各都道府県の実情に合わせた議論をするために設定された仕組みである。
2025年の推計を行い、それに向けた病床数や医療の機能分化を調整していく場。
だけど、結局、各利益代表の烏合の衆(すみまん、言い過ぎました)となっていて、実質的に機能している地域医療構想調整会議は無いのではないかと見ている。
「いや、そんなことはない、わが県の地域医療構想調整会議は医師会も大学病院も協力して未来の地域医療のためにしっかりとした議論が行われている」という都道府県があったら、見てみたい。
例えば下記記事
大学病院側は、大学病院群を「別枠」として扱うように求めている。
それは医師会からすると「特別扱い」を求めているように見えるかも。
大学病院に対する批判は下記記事
大学病院の一部、「3000点」が高度急性期の目安と誤解、機能を勘案した報告を—地域医療構想ワーキング(2) | GemMed | データが拓く新時代医療 (ghc-j.com)
大学病院が、すべての病床を高度急性期として報告しているのは間違いと。
わからんでもない。
こういう報告をすると実態が見えなくなる。
実際「急性期の中に実質的な回復期が含まれる」とも言われる
★記事を見つけたらリンクする
実態に応じた議論をするには、大学病院であっても実質的な報告をする必要がある。
しかし、上記の3000点というのは、医療法施行規則第30条の33の2「診療密度が特に高い医療」を高度急性期と定義し、その基準として3000点を示しているのは厚生労働省なのだが。
病床機能報告と地域医療構想調整会議の位置づけの整理も必要と感じる
例えば下記記事
地域医療構想調整会議、多数決等での機能決定は不適切―地域医療構想ワーキング | GemMed | データが拓く新時代医療 (ghc-j.com)
とまあ、こんな事例は各都道府県で多数あり、実質、地域医療構想調整会議は機能していないんじゃないかと思った次第。